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2018年09月07日

単身・独身世帯のひとり暮らしの物件購入について

単身・独身者のひとり暮らしの持ち家について

単身・独身の方々の住まいについて、一人で暮らすためのマンションなどを購入する人が増えているといわれています。実際にSUUMOやHOME’S、athomeなど大手不動産ポータルサイトでは、単身者・ひとり暮らしにおすすめのワンルーム・2LDKの中古マンション特集があり、男性の一人暮らしの住む街・住む家・住む部屋へのこだわり特集や、働く独身女性のマンション購入アドバイスなどの記事もよくあります。

また、国勢調査の結果からも単独世帯の持ち家世帯数が、年々増加傾向にあるのがお分かり頂けるかと思います。
※出典:「平成12年国勢調査結果」「平成17年国勢調査結果」「平成22年国勢調査結果」「平成27年国勢調査結果」(総務省統計局)http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2015/index.html

単独世帯(一人暮らし)の増加と持ち家増加について

単独世帯の持ち家世帯数が増加していますが、単独世帯自体が年々増加傾向にあります。下記グラフは国勢調査の世帯人数が一人の世帯数の推移と全世帯に対する割合の推移を表示したものです。平成27年度の一人世帯数は20年前の平成7年の1.6倍に増加、全体に占める割合も年々増加しています。 ※出典:「平成2年国勢調査結果」「平成7年国勢調査結果」「平成12年国勢調査結果」「平成17年国勢調査結果」「平成22年国勢調査結果」「平成27年国勢調査結果」(総務省統計局)

単身・独身世帯の増加について

晩婚化が進む昨今、30代はもちろん40代での独身も珍しくはありません。単身・独身など一人世帯の増加は、結婚しない未婚の中高年のひとり暮らしや配偶者と死別した高齢者の増加などさまざまな要因があります。
一定以上の所得のある層のひとり暮らしの増加に比例するように、単独世帯の持ち家世帯数も増加しています。

ひとり暮らしの物件購入のメリット

単身・独身世帯のひとり暮らし用マンションなどの購入メリットはどのようなものがあるでしょうか。

1.将来の資産になる

家賃と住宅ローン、同じ価格を支払った場合、購入したほうが条件の良い物件となる場合もあります。何より月々7万円の家賃を35年間支払い続ければ総額2940万円、2940万円支払ったとしてもあくまで賃貸のため手元には何も残りません。しかし購入した場合、その物件は資産として残ります。もしライフスタイルが変わった場合でも、売却や貸し出しといったことも可能です。

2.老後の住居費の支払い減など将来の負担を減少できる

住宅ローンの支払いが終わると、その先の住宅ローン支払いがないため支出をおさえることが可能です。支払い終了後の住居費がゼロになるわけではなく、固定資産税などの税金やマンションの管理費、老朽化した建物の修繕費などの出費は継続いたします。しかし、住宅ローンの支払いはなくなるため家計への負担は減少、支払の終わった後の老後の金銭面での負担は軽減させることが出来ます。

3.こだわりを追求することが出来る

賃貸ではなく購入することで自由にリフォームやリノベーションを行うことが出来ます。中古物件を購入し思い通りの間取りや内装にリフォームを行ったり、ご自身の手で部屋をDIYでアレンジしたり、こだわりを追求した住まいにすることが可能です。

注意するポイント

将来の資産になったとしても不動産の価値は一定ではないため、購入したエリアの相場が下がる可能性があります。また、災害で被災してしまうリスクもあります。また、将来の転勤・転職などの転機においても簡単に引越しが出来ず、購入が足を引っ張る可能性もあります。その他にも無理な住宅ローンや、将来収入が減少してしまったために住宅ローンが家計を圧迫し、支払が負担となってしまうケースもありますので、一概に購入することが賃貸よりもお得になるとは言い切れません。しっかりと現在の状況を見極め、判断することが大切だと思います。

ひとり暮らしのこだわり物件選び

エリアにこだわる

ひとり暮らしの場合、何よりアクセスを重視する方が多くいらっしゃいます。ファミリー世帯とは異なり、駅チカで職場や繁華街までのアクセスが良く、周辺に飲食店や銀行・コンビニ・スーパーなど、ひとり暮らしにとって快適で利便性の高いエリアかどうかが重要なポイントになっています。

価格にこだわる

まずは現在の家賃が適正かどうかの判断し、購入を行うかどうか検討をすることが必要です。 今現在同じ支払額だったとしても、この先何十年と支払っていく金額のため、住宅ローンは返済に無理のない金額にすべきです。まずはエリアと支払いが可能な金額を決め、それによって購入できる物件の条件を確認する。その上で本当に理想の物件が購入できるかどうか判断することがとても重要です。

内装にこだわる

家族世帯に比べて自由に出来るお金が多い単身・独身世帯。また、ひとりで毎日の時間を過ごす場所だからこそ、こだわりをもった空間にしたいと考える方もいらっしゃいます。リフォームやリノベーションなどで間取りや機能などの改修を行う方もいれば、家具や家電などひとつ一つのアイテムにもこだわりを持つ方もいらっしゃいます。

まとめ

年々、単身・独身世帯のひとり暮らしの物件購入数は増加傾向にあります
住宅ローンを払い終えた後の物件は、将来の資産となりローンの支払いが無くなることで家計の負担を軽減できるメリットがあります。また、家族世帯よりも使えるお金に余裕のある単身・独身世帯は住む家に独自のこだわりを反映させることも可能です。しかし、同時に注意点やデメリットもゼロではありません。
現在の状況と購入のメリット・デメリットをしっかりと把握したうえで判断することがとても重要だと考えています。もし一人暮らしの物件購入に興味がある・相談したいなどのご要望がありましたらお気軽にご相談ください。

執筆:FUKUYAタウン 編集部

この記事の執筆者

FUKUYAタウン 編集部

暮らしや住まいに関する情報収集とコラムによる情報発信を行っています。不動産売買・新築請負・リフォーム・リノベーションなどのご要望はFUKUYAグループへ。