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2018年09月07日

二世帯住宅の間取り①完全分離型のメリット・デメリット

親の高齢化や子供の成長に伴って、二世帯住宅での生活を検討しているけどどのタイプにしたらいいかわからないという悩みを持つ方は多いと思います。一口に二世帯住宅と言っても完全分離型、共有型、同居型などさまざまなタイプがあり、それぞれ一長一短があります。この記事では、完全分離型二世帯住宅のメリット、デメリットについて詳しく解説していきたいと思います。二世帯住宅を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

1.完全分離型とは

完全分離型二世帯住宅とは、親世代と子世代が互いに干渉しない、という前提のもと成り立つ形式です。この方式は、核家族化が浸透してきている今の社会において親、子世代がちょうど良い距離感を保てる点で優れています。 二世帯住宅には、大きく分けて二つの形式があります。それは、建物を二階以上にして左右に世帯を分ける「縦割り方式」、そして同じように建物を二階以上にし、階ごとで世帯を分ける「横割り方式」の二つです。二つの方式にはそれぞれ特徴があるので、ポイントを確認していきましょう。

1-1.縦割り型について

まず、縦割り方式について紹介します。「二戸一住宅」とも呼ばれるこの方式ですが。階ごとに世帯を分けているわけではないため、二階の生活音が気になって一階での生活に支障が出ることがありません。また、両世帯が同じように庭を持てたり、災害時に避難しやすいということが特徴として挙げられます。 しかし、時間が経つにつれて親世代の老化が原因で二階の使い勝手が悪くなってしまうことは避けられないので、その点は注意が必要です。

1-2.横割り型について

次に横割り方式の特徴についてお話しします。この方式では縦割り方式と違って階ごとに世帯を分けているため、外階段による出入りが基本となります。その場合、互いの出入りが把握できないため不安になることもあるかもしれません。そうした不安を解消するためには常日頃から親、子世代ともに互いへの注意が必要になります。

足腰が弱くなりがちな親世代を一階、子世代を二階に配置することで縦割り方式よりも空間をうまく使うことができるでしょう。しかし上でも触れたように生活音などには配慮せねばならず、その原因になりがちな水回りの位置なども十分に考えた方が良いでしょう。

2.完全分離のメリット

完全分離型住宅がどういったものか分かったところで、メリットを詳しく見てみましょう。

2-1.プライベートな生活空間の確保

まず、親世代、子世帯が完全に分離されているのでお互いの生活空間がほぼ完全に守られているという点が挙げられます。夫婦にとって、どちらかの親と住居を共にする、というのはどうしてもストレスの原因になりかねません。生活習慣のズレや価値観の違いなど、そこにはどうしても調整しがたい問題があるからです。 しかし完全分離型を採用することによって互いの干渉を減らし、世帯間の摩擦からくるストレスを和らげることができます。この世帯間の摩擦からくるストレスは二世帯住宅生活の大きなデメリットと言えるでしょう。親世帯との摩擦を懸念して二世帯住宅生活を渋っている方も多いのではないでしょうか。

2-2.賃貸としての運営

次に、完全分離型住宅は賃貸として運用する際に有利なのも大きなメリットとして挙げられます。なぜなら完全分離型住宅なら、親世帯と関係が悪化した時や親世帯が亡くなった際に親世帯がいなくなったことによって空いたスペースを賃貸として活用できるからです。これは生活空間がしっかり分割されている完全分離型住宅ならではのメリットと言えるでしょう。

3.完全分離のデメリット

完全分離型住宅は残念ながらメリットばかりではありません。

3-1.金銭面における問題

完全分離型住宅のデメリットとして、金銭面の問題がどうしても浮上してきます。完全分離型住宅は、言ってしまえば家が二つあるのと変わらないので、キッチン、バストイレなどを全て別々に用意しなくてはなりません。さらに縦割り方式の場合、建設に必要な土地の面積も大きくなりがちなため通常の住宅を二軒建設するのと変わらないほどの費用がかかる場合があります。費用に関しては間取りや設計で変わってきますが、共有できる設備がある一部共有型の二世帯住宅よりは割高になってしまうことは避けがたいでしょう。

3-2.家族としての距離感の問題

また、同じ家に住んでいるとはいえどある程度のコミュニケーションを行わなければ距離感が離れてしまうという点です。お互いの生活圏が区切られているのはメリットでもありますが、その区切りが時として心の区切りになってしまうこともあるかもしれません。 こうなると家族であるのにもかかわらずマンションの隣人同士のような関係性になってしまいます。そうなることを避けるために、週に数回食事をともにするなど、コミュニケーションをとる機会を設けるようにしましょう。

4.まとめ

完全分離型二世帯住宅にはさまざまなメリット、デメリットがあることがわかりました。一番大切なことは、あなたが思い描く二世帯住宅での生活像にどの方式がマッチしているのか考えることでしょう。分離型、共有型問わず、二世帯住宅には子供の面倒が見やすいことや親世帯の介護の楽さなどさまざまな魅力があります。
しっかりとあなたの家族の生活にあったプランを考えることで、二世帯住宅はよりあなたの毎日 を豊かにしてくれるでしょう。ぜひこれを機会にさまざまな二世帯住宅のプランについて検討してみてください。

この記事の執筆者

FUKUYAタウン 編集部

暮らしや住まいに関する情報収集とコラムによる情報発信を行っています。不動産売買・新築請負・リフォーム・リノベーションなどのご要望はFUKUYAグループへ。