2020年05月08日

絶対入れたくない!室内への害虫侵入阻止対策

1.蚊

人類の最大の敵!?

人間を最も殺している生き物はなにかご存知ですか?実は、ライオンやサメなどの大型の肉食動物ではなく、“蚊”なのです。その理由は蚊が媒介する感染症。近年話題になったデング熱やジカ熱は、ヒトスジシマカなどの「ヤブカ属」の蚊が媒介する感染症で、日本でも気を付けなければなりません。どちらも怖いのは、予防するワクチンや特効薬がないということです。感染を防ぐには「蚊に刺されないようにすること」しかありません。外出時などに虫よけスプレーを忘れないのはもちろんですが、お家の中でも対策が必要です。

蚊に狙われやすいのはどんな人?

蚊は人から出る炭酸ガスや体温を感知して見つけますので、 汗をかきやすい人や体温が高い人は要注意です。お酒を飲んだ後、刺されやすいのもこのためです。
また、蚊は濃い色を好む傾向があるので、黒い服や肌の色が黒い人も狙われやすいと言えます。「O型は刺されやすい」という話もよく聞きますが、こちらはまだ科学的に証明されていません。
蚊はエレベーターに乗ったり、私たちの体にくっついて堂々と玄関から入りこんだりすることがあります。さらに、上昇気流によって高層階まで運ばれることもあります。だからマンションの高層階でも蚊に刺される可能性は大いにあるのです。そして、私たちと同じで暑すぎると動きが鈍くなるため、実は真夏よりも春~初夏、秋の方が蚊は活発になります。

蚊の対策方法とおすすめの対策商品

蚊は水面や水辺に卵を生みつけます。身の回りに蚊の発生源になりそうな場所がないか確認しましょう。種類によって活動時間や発生場所は様々です。

「アカイエカ」
主に夜、屋内で活動。防火用水やどぶ、下水などが発生源。

「ヒトスジシマカ(ヤブ蚊)」
主に日中、屋外で活動。空き缶など、小さな水溜まりが発生源。

蚊の対策商品の選び方

できるかぎり発生源を取り除いたら、お家に侵入する蚊には殺虫剤で対策をしましょう。しかし、お店にはたくさんの商品があって何を使えばいいのか迷ってしまいますよね。今回はタイプ別におすすめの蚊対策商品をご紹介します。

部屋がたくさんある場合はワンプッシュ蚊取りがおすすめ。各部屋で夕方にワンプッシュするだけで、朝まで蚊のいない快適な状態で過ごせます。また、使わないときは簡単にしまっておけるので、インテリアの邪魔になりません。

2.ユスリカ

ユスリカの対策方法とおすすめの対策商品

夕暮れ時に群れで飛び回ったり、夜に外灯などの光に集まって飛ぶ 、蚊によく似たあの虫はユスリカという虫です。血を吸うわけではないけれど、飛び回っているのは嫌なものですよね。一見、人には害のないように思われるかもしれませんが、ユスリカの死骸が原因で、アレルギーを引き起こすこともあります。河川やどぶ川などで発生するので、個人で発生源を除くことは難しいです。お家への侵入を防ぐためには、吊るタイプの虫よけが便利です。

3.コバエ

いつのまにかいるコバエ……。いったいどこから?

毎日の家事は大変なもの。特に面倒な家事は後回しにしてしまいがちですよね。「夕食の洗い物は明日の朝にまとめてしよう……」、「生ごみは収集日までそのままためておこう…… 」、「三角コーナーや排水口はそのうち汚れが目立ったら掃除しよう……」、「お風呂掃除は毎日浴槽を軽く洗うだけ……」。これらのことは、少しぐらい大丈夫だろうと油断していると、いつのまにかキッチンやお風呂場にコバエが飛んでいるかもしれません。なにしろ生ゴミやお風呂場の汚れはコバエの大好物。そういう場所に卵を生んで、あっという間に増殖してしまうのです。

「コバエ」の種類と特徴

「コバエ」というのは小型のハエの総称で、非常に多くの種類がいます。私たちの身近によくいるのは、主にこの4種類です。

コバエの対策方法とおすすめの対策商品

まずはコバエが好きなところ、卵を生みつける場所をなくすことがコバエ退治の第一歩です。

キッチンでの対策方法

洗い物を溜めない、食べ残したものはすぐに始末する、生ゴミを出すときにゴミ袋の口をしっかり結ぶなど、いつも心がけるようにしましょう。

お風呂場での対策方法

なるべく毎日掃除をしましょう。チョウバエは石けんカスも大好物なので、シャンプーボトルのまわりも忘れずに。それでもいなくならない場合は、排水口の中が汚れているかもしれません。市販の排水口クリーナーを使ってみてください。水回りを清潔にしておくことで、コバエが出てくる可能性を減らすことができます。

すでにコバエにお困りなら、掃除に加えて殺虫剤を使うと効果的です。ゴミ箱に集まるコバエにお悩みなら、ゴミ箱の蓋の裏に貼るタイプのコバエよけがおすすめです。これらの多くの商品は、消臭効果があるので、生ゴミの臭い対策にもなります。また、植木周りやゴミ箱、排水口などで、「どこが発生源なのかわからない」、「どのコバエが飛んでいるのかわからない」。そんなあなたはスプレータイプがおすすめです。色々なコバエに効くタイプだと安心ですね。

まとめ

虫の特徴や発生源を確認して、それぞれに合わせた対策を
暑くなってくると増える虫たち。くつろいでいるときや食事中に飛び回られるととても不快ですよね。まずは水気をなくしてお家やその周りを清潔に保つことが、蚊やコバエなど虫のいないお部屋への第一歩。さらに虫対策商品を使って、徹底的にお家を虫から守りましょう。そして害虫に悩まされることのない快適な生活をお過ごしください。

執筆:大日本除虫菊株式会社(KINCHO)

この記事の執筆者

大日本除虫菊株式会社(KINCHO)

「金鳥の夏、日本の夏」でおなじみの殺虫剤メーカー、KINCHOです。殺虫剤だけではなく、衣類用防虫剤や住居用洗剤のメーカーでもあり、「昔も今も品質一番」をモットーに、皆様の快適な暮らしを支え続けています。公式HP(http://www.kincho.co.jp/)では、話題のCMもご覧いただけます。