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2020年06月16日

ライフプランを作成しよう!簡易ライフプランシミュレーションの方法とは?

どんな人生を送りたいのか考えたことはありますか?客観的に現状を把握し、将来のことが考えられると注目のライフプランシミュレーション。特別難しいということはなく、誰でも簡単に作成できます。そこで今回はライフプランを作成し、作成したライフプランを基に、どうしたら今後の生活がより良いものになるのかということを考えていきましょう。

ライフプランを作ってからライフシミュレーションをしよう

ライフプランを作るメリット

ライフプランを日本語に訳すと、人生設計です。つまりライフプランとは、「どんな人生を送りたいのかを考える」ためのものです。ライフプランを作ることで、家族状況や人生の各ステージにおけるイベント、お金が必要になってくるタイミングが整理でき、現状把握・今後の見通しが立てやすくなります。

ライフシミュレーションを作ろう

そのライフプランが完成したら、具体的に各ステージでどのくらいのお金が必要になってくるかを把握するライフプランシミュレーションを行います。これは、長期を見通した家計簿というところでしょうか。家計簿は1日や1カ月単位でお金の収支を考えますが、1年単位の収支を考え5年後や10年後にどんな支出があるのか、どれくらい貯金したいのかを考えます。そうすることで子どもの学費貯金や老後の年金のみで生活するために必要な資金などを、いつまでにいくら準備しないといけないか、具体的な数字が見えてくるでしょう。また、現在や数年先の家計簿予測もできるので、目先の状況把握にも適しています。

ライフシミュレーションはいつやるの?

「結婚したら」とか「子どもが生まれたら」ということではなく、今やっておいて損はありません。シミュレーション結果によっては、収入や貯金の減少で生活が困窮すると出るかもしれません。しかし結果がわかれば、趣味や外食費を抑えるなど、収支の見直しができます。結果を修正できれば、未来も変わっていくでしょう。

ライフプランシミュレーションをするときのポイント

ライフプランシミュレーションの3つのポイント

ライフプランシミュレーションをする上で、押さえておきたいポイントを紹介します。

現状把握のために収支金額は正確にする

ライフプランは現状を把握し、将来をより良くするためのもの。自分で作成する人もいれば、ファイナンシャルプランナー(FP)や金融機関の人などに作成を依頼することもあるでしょう。第三者に相談する場合、「収支を伝えるのは恥ずかしい」とか「適当でいいや」とか思ってしまうと間違った結果が出てしまいます。そうすると架空のライフプランをしたことになるので、なにも意味がありません。嫌な部分も見えてしまうかもしれませんが、現状と向き合うことが大切なので正確に答えましょう。

今後の夢や貯金の目的など将来の生活を想像する

ライフプランシミュレーションでは、今後自分がどうしたいかを考えることが重要なポイントです。現在の家計の状態や子どもが増えるなど家族構成の変化、収入の変化、車を買いたい、マイホームを買いたい、海外旅行に行きたいなど、現状とともに未来に向けて想像することが大切です。たとえば子どもを持つという選択をした場合、教育費が必要。小学校から大学まですべて公立と考えると約718万円※、私立だと約2070万円※という金額が予想されます。学校を公立にするのか私立にするのかというだけでも、これだけ金額が違います。さらに、子どもを何人持つのか、それぞれにどこまでの教育を受けさせるのか、ということで金額もさらに変化します。子どもの学校の進学先を考えることで、学校入学時に準備する貯金や毎年の必要貯金額などが見えてくるでしょう。シミュレーションを元に出てきた問題点や見直しポイントによって、将来の見直しを今することができます。貯金などの目標が達成できるように、家計内の不要なものを洗い出したり、節約ポイントを見つけたりと修正していくと良いでしょう。

※教育費は文部科学省の30年度子供の学習費調査、国立大学等の授業料その他の費用に関する省令、私立大学等の平成30年度入学者に係る学生納付金等調査結果を参考にしています。

出典:「平成30年度子供の学習費調査の結果について」(文部科学省)
https://www.mext.go.jp/content/20191212-mxt_chousa01-000003123_01.pdf

出典:「国立大学等の授業料その他の費用に関する省令」(文部科学省)
http://www.kyoto-u.ac.jp/uni_int/kitei/reiki_honbun/w002RG00000953.html

出典:「私立大学等の平成30年度入学者に係る学生納付金等調査結果について」(文部科学省)
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shinkou/07021403/1412031_00001.htm

シミュレーション後に生活の変化があればもう1度行おう

人生はなにが起こるかわかりません。ずっとこの会社で働くと思っていても転職することになったり、病気で入院したりすることもあるかもしれません。また独身でいるつもりが結婚や出産することも。変化が起きることで、シミュレーション結果も自分の目標も変化します。場合によっては保険の見直しが必要になってくることもあるでしょう。なにか変化があったら、その都度、再シミュレーションをすることをおすすめします。

自分で作れる!簡易ライフプランシミュレーションの方法

エクセルで作れる簡易ライフプランシミュレーション

ライフプランシミュレーションを作成すれば、年間収支が赤字なのか黒字なのか、このままの生活や貯金ペースでライフプランの目標が達成できるのかどうかということが把握できます。専門家に相談すると作ってくれる場合もありますが、自分で作ってみたいという人も多いでしょう。そこでおすすめなのが、自作のライフプラン表の作成です。パソコンやExcel(エクセル)が使える人なら誰でも自分で作れます。自信がないという人は、ネット上で公開されている無料テンプレートを活用してみてもいいでしょう。

簡易ライフプランシミュレーションの作り方

(1)まずはライフプランに沿った情報を入力します。Excelシートの横軸に西暦を、その下に家族構成や家族の年齢を入力します。縦軸の項目には、今後想定されるライフイベントを記入しましょう。
(2)ライフプランの入力が終わったら、今度はシミュレーションです。縦軸の項目にその年の収入や支出、年間収支、貯金残高を作り入力します。

収入と支出を入力する

<収入の詳しい項目>
自分の収入、家族の収入、不動産収入などそのほかの収入など
<支出の詳しい項目>
基本生活費、住宅費、車両費、教育費、旅行などそのほかの支出、出産や入学・車の購入などライフイベント

これらをExcelに書き出し、収入と支出の差を求めるように設定すれば赤字なのか黒字なのかわかります。また貯金残高も記入することで、ライフイベントの支出や老後に向けての資産形成についても考えるきっかけとなるでしょう。

他にもあるライフプランシミュレーションの作り方

公開された情報を活用

自分で作成するのは面倒という人は、金融庁や銀行、証券会社などのホームページで公表されているものを使うと便利です。 たとえば、金融庁のホームページには投資の基本や資産運用スタイルなどお金にまつわる情報がたくさん。投資の基礎知識の項目にライフプランシミュレーションが設定されています。おおまかに将来の家計の状況が知りたいというときにおすすめです。

出典:金融庁ウェブサイト https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/lifeplan_sim/index.html

まとめ

シミュレーションを参考により良い生活を手に入れましょう
収支の現状把握や貯蓄の目標達成、老後のお金について考える際にも、ライフプランシミュレーションは有効です。自分でも簡単に作れますし、サイトを活用すればおおまかですが調べられます。家計の現状がわかればどれくらいの貯金が必要なのか、もっと節約した方が良いのかなど今の生活を考えるきっかけとなるでしょう。マイホームの購入、教育資金の調達など、ライフプランに合わせた収支を把握することで、思い描いた将来に近づけるのです。

執筆:山村 希美

この記事の執筆者

山村 希美

2007年証券会社入社。窓口などで投資の相談や提案を行う。2011年2級ファイナンシャル・プランニング技能士試験合格。結婚、転勤を機に退職。出産後ライターとして活動中。短期長期の家計把握や投資などお金にまつわる情報収集をしながら記事の執筆を行う。FPの知識を生かして、マンションの購入・売却も経験。その後、現在の住まいである一戸建てを購入。