目次
1.ダニってなにもの?
一口にダニと言っても、これまでに世界で5万種以上が発見されています。大きさも0.1mm以下のものから、マダニ類のように吸血すると1cm以上になるものまで様々。その中から、私たちの家の中によく発生するダニをご紹介します。
- ヒョウヒダニ:体長0.3~0.4mm。主にホコリの中に生息し、人のフケやアカ、食べこぼしなどが餌。
- ケナガコナダニ:体長0.3~0.4mm。米麦・豆類・チーズ・粉ミルクなどの食品や家畜飼料・畳やワラ積にも大発生する。
- ツメダニ:体長0.3~0.8mm。畳やカーペットなどの中にいるヒョウヒダニやコナダニが多くなると増える。人に接触した場合、偶発的に皮膚を刺し、皮疹を起こさせる。餌は他のダニや小昆虫。
刺されて痒くなるのは「ツメダニ」の仕業ですが、その数は室内にいるダニの数%ほどにすぎません。室内にいるダニのほとんどは、アトピーや鼻炎、喘息などのアレルギー性疾患の主な原因となる「ヒョウヒダニ」です。生きているダニだけではなく、死がいやフンも原因になるので、非常にやっかいな生き物です。存在そのものをなくすための駆除が必要なのです。ダニなどを含むハウスダストを原因とするアレルギー性疾患は、花粉症など季節性のものと違い、1年中発症の可能性があります。
2.どんな場所に気をつければいいの?
室内にいるダニは目に見えないほど小さいので、蚊やゴキブリのように見つけたら即駆除するのは不可能です。そのため、ダニが好む場所をよく理解したうえで対策をしなければなりません。それでは、ダニはどのような場所にいるのでしょうか。
- 適温(20℃~30℃)
- 多湿(65%以上)
- エサがある(ホコリやフケ、アカなど)
この条件がそろう場所は、ダニにとって非常に快適で、繁殖もしやすい環境と言えます。具体的にはこのような場所が考えられます。
- 布製ソファ
- カーペット
- ふとん
- ぬいぐるみ
いずれもこまめな洗濯が難しく、どうしてもホコリやフケ、アカなどが溜まりやすい場所です。お子さまの肌に触れる機会も多い場所なので心配ですね。
機密性の高い現代の家屋では年中湿気がこもりがちで、特に湿度の高い夏は要注意です。また、ダニは主にホコリの中に潜んでいます。日頃からこまめな掃除を心がけ、換気をして湿気がこもらないようにしましょう。
3.ダニから身を守るために
ダニ対策は順番も大切です。ダニのいない空間を作る3STEPで、効果的にダニ対策をしましょう。
【STEP1】ダニの駆除
まずは今いるダニを駆除しましょう。布製品には速乾性仕様のスプレータイプがおすすめです。多くの家庭用殺虫剤で使われているピレスロイド系の殺虫成分は、人体に対して安全性が高く、体内に入っても速やかに分解されるので、薬剤が体に触れるような場所でも使えます。スプレーした後、完全に乾くまでペットやお子さまがふれないようにすると、さらに安心です。
「掃除機で吸い取ってしまえばいいのでは?」と思うかもしれませんが、ダニは生きている時は繊維の奥に潜ってしまうので、掃除機ではなかなか吸い取れません。まずは徹底退治が必要なのです。
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【STEP2】ダニの死がいやフンを除去
掃除機などを使って、ダニの死がいやフンを除去しましょう。アレルギー性疾患の主な原因はこの死がいやフンなのです。このSTEPは徹底しましょう。これを怠るとかえってアレルゲンを増やしてしまいます。
【STEP3】ダニの侵入を防ぐ
新たなダニの侵入を防ぐことで、ダニのいない空間を維持できます。ダニよけ商品は殺虫成分を使用していない、天然成分でできたものが多く発売されています。なかなか洗濯できない布製ソファやカーペット、ぬいぐるみなどは、除菌、消臭効果も期待できるスプレータイプがおすすめです。ふとんにはシーツやまくらの下に入れるだけのシートタイプが使いやすいでしょう。
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まとめ
- 「ダニの駆除」→「死がいやフンの除去」→「侵入を防ぐ」。この3STEPが重要!
- 見えない敵、ダニから身を守るには、こまめな掃除や換気、そして今回ご紹介した3STEPで、ダニを寄せ付けないことが重要です。ポイントはダニを駆除した後、アレルギー性疾患の原因となる死がいやフンを必ず除去すること。ソファやカーペット、ふとんなどを気がねなく寛げる場所にして、安心して過ごしましょう。