• HOME >
  • お役立ち情報 >
  • 「子供部屋・勉強部屋」は本当に必要?子供部屋づくりのポイントとは? | FUKUYA TOWN

2020年09月16日

「子供部屋・勉強部屋」は本当に必要?子供部屋づくりのポイントとは?

お子さんの自立や成長の場として、できれば用意してあげたいのが「子供部屋」。せっかくつくるなら、お子さんが自分の部屋を好きになるような空間づくりをしたいですね。成長とともにいずれは子供部屋として使わなくなる可能性もあるため、ライフスタイルに合わせて変化できることがポイントになります。今回は、子供部屋づくりの3つのポイントをご紹介します。

そもそも子供部屋は本当に必要?

そもそも子ども専用の個室は本当に必要なのでしょうか?最近は、リビングで勉強をしたり遊んだりと、子供部屋として個室をつくらないご家庭も増えているようです。子供部屋をつくらないのは部屋数などの住宅事情だけでなく、ないほうが親子のコミュニケーションが取りやすいことも理由のひとつです。ですがお子さんのプライベートな空間はいずれ必要になってきます。子供部屋は、個性を育み自立するために大切な場所なのです。

「ライフスタイルの変化」に対応できる空間づくり

用意してあげたいといっても、子供部屋はお子さんが進学や就職などで家を出る時期を迎えると使われなくなるのも事実。なにより、子供部屋は子どもの成長とともに使い方も変わってくる部屋なのです。また、成長の過程で学習机や習い事の道具などモノが増えていくため、余裕を持ってスペースを確保しておきたいところ。将来を見据えて、ライフスタイルの変化にも対応しやすい空間づくりが求められます。

「子供部屋・勉強部屋づくり」3つのポイント

①子供部屋はどこにつくる?

子どもの様子を把握できる子供部屋の位置

プライベートは守ってあげつつも、全くお子さんの様子がわからないと親も不安になってしまうもの。そこで意識したいのが「子供部屋の場所」です。可能であれば、家族が集まるリビングなどの近くにキッズスペースや子供部屋をつくるのがおすすめです。勉強をしたり遊んだりしている様子を見ながら、親も家事や仕事ができるのは安心ですね。また、宿題を見たり片付けの声掛けをしたりとコミュニケーションを取りやすいのもメリットです。

子どもが巣立ったあとの部屋を活用

リビングからアクセスの良い個室は、将来的に別の用途にも使いやすいのが魅力。お子さんが巣立ったあと書斎や趣味部屋、客間などにも使えます。間取りの変更はリノベーションなど大掛かりな工事が必要になるため、家選びや家づくりの段階から考えておきたいですね。

②子供部屋の広さは?

必要な家具をイメージする

それでは子供部屋の広さは、どのくらいが良いのでしょう。「ひとりで使う」、「兄弟で共用する」など人数にもよりますが、基本的にはひとり6畳くらいが目安です。ベッド・学習机、収納棚などを置いて遊ぶ場所が少しあるというくらいをイメージすると良いでしょう。

③子供部屋のインテリアは?

楽しくワクワクする内装

子供部屋は、お子さんが「この部屋が好き」と思えるお気に入りの空間にしたいものです。特に小さなお子さんは、個室にいること自体がストレスになってしまうこともあるようなので、楽しい空間を心がける必要があります。それに、せっかく子供部屋をつくっても、使われなかったら何だかもったいない気がしますよね。

テーマを決めて空間をつくる

楽しくワクワクする空間づくりがわからない。そんな時には、お子さんと一緒に部屋の「メインカラー」を決めてみてはいかがでしょう。たとえばベッドや学習机など、長く使う家具などは親子で話し合って決めたり、ベッドカバーやカーテンのデザイン・色などはお子さんの好みで決めたりすると愛着の湧く空間づくりができるのではないでしょうか。

お子さん自身で部屋をカスタマイズ

ずっと同じインテリアでは飽きてしまうこともありますよね。そんなときはお子さんと一緒に模様替えしてみてはいかがでしょうか。気軽に模様替えするなら、ウォールステッカーなどを壁に貼るのもおすすめです。自分らしい空間は、心をほっとさせてくれます。お気に入りのインテリアは、きっとお子さんの自立心を後押ししてくれることでしょう。ぜひ親子で楽しみながらインテリアをコーディネートしてみてください。

片づけやすい子供部屋の収納は?

「シンプルな動作」で完了する収納

1ボックス1カテゴリのかんたん収納術

子供部屋の収納は、動きが複雑にならないように「シンプルな動作」で完了することを意識してみてください。たとえばおもちゃなら、1ボックス1カテゴリで入れるだけ収納に。特に小さなお子さんがいるご家庭なら、「出したら戻す」を習慣づけるためにも、ワンアクションで片付けが完了する仕組みづくりをしてみてはいかがでしょうか。

洋服も子ども自身が片付やすいように工夫する

洋服収納も同様に、複雑な動作が不要な方法を選ぶのがおすすめ。ハンガーに掛けたり服をたたんだりという動作は、子どもにとっては少し難しいと感じてしまうかも。簡単にフックに掛けるだけ収納なら、片付けのモチベーションが保てるかもしれません。お子さんの性格や年齢にあった収納方法を取り入れれば、親子ともにストレスフリーに過ごせることでしょう。

子ども目線の「低めの棚」

収納棚は、お子さんの目線に近い「低めの家具」で揃えると自分の持ち物を把握しやすくなります。オープン棚は持ち物が一目瞭然で使いやすいのが魅力。特に、お子さんの本収納に持ってこいです。こまごましたおもちゃや雑貨などをしまうなら、ボックスをプラスすると「見せる」、「隠す」を上手に使った美しい収納にしあがります。

まとめ

「ライフスタイルの変化」に対応できる子供部屋を考える
限られたスペースでも、自分だけの空間はワクワクするもの。お子さんが楽しめる空間を作り、それをお子さんと一緒にカスタマイズしていくと良いでしょう。将来的にお子さんが巣立った後までイメージし、フレキシブルに使いやすい間取りやインテリアを考えながら進めたいですね。あなたもぜひ、素敵な子供部屋づくりを親子で楽しんでみてはいかがでしょうか。

執筆:伊野奈緒美(Naomi.Spring)

この記事の執筆者

伊野奈緒美(Naomi.Spring)

福岡のフリーランスライター。インテリア、ライフスタイルなどをテーマに記事を執筆。「お家がもっと好きになる」暮らしがより心地良くなるアイデアをご紹介します。
【保有資格】リフォームスタイリスト3級/カラーコーディネーター2級/文部科学省後援 リビングスタイリスト2級