モノが多くて困っている、収納スペースがなくてモノが片付かない……など、家の収納でお悩みの方は多いのではないでしょうか。子どものモノが増える世帯が心地よく暮らせる住まいを考えるうえで、切り離せないのが収納。どこにどのような収納をつくるかによって、暮らしやすさが変わります。今回は、家事がしやすく美しい収納スペースをつくる3つのポイントをご紹介します。
目次
(1)お家をすっきりさせるなら上手に収納。見直したい「収納スペース」
子育てしやすい住まいかどうかは、収納スペースが重要なポイントです。上手に収納をすることは、家事のしやすさや使いやすさだけでなく、モノを重複して買ってしまう無駄が減ったり、モノをむやみに増やさないようになったりとメリットがたくさんあります。子育て世代のご家庭に人気の収納アイデア・収納術、上手に収納する秘訣をご紹介します。
ポイントはお子さんも片付けしやすい収納に
すっきりとした住まいを目指し家族のひとりが片付けを頑張っても上手くいかないもの。特に小さなお子さんのいるご家庭では、片付かない……という声も多く聞かれます。そこで取り入れたいのが、お子さんも片付けしやすい収納。複雑な動作を必要としない、ワンアクションでできるシンプルな収納方法にすれば、家族全員が「片付け」に参加しやすくなります。
(2)「適材適所」の収納スペースをつくろう
収納スペースは、生活動線に合わせて配置すると無駄がなく、ぐっと使いやすくなります。モノの居場所を決めて、家族が「出したら戻しやすい」という収納方法を取り入れることが大切です。そうすることで、「すぐに散らかってしまう」というストレスから解放れるかもしれません。それでは、具体的な収納アイデアを見ていきましょう。
家族の衣類を一か所に集める「ファミリークローゼット」
家族の衣類を一か所に集めるアイデアが「ファミリークローゼット」です。家族それぞれの衣類を別の部屋に収納すると、それだけ移動が必要になります。逆に収納場所を一か所に集めておけば、洗濯から収納までがラクになりますよね。衣替えも一度に済ませられるのもメリットです。
モノが一気に片付く「大容量の壁面収納」
壁面に大容量の収納があれば、本や雑貨など家族のモノが一気に片付きます。オープン棚タイプなら、素敵な小物や雑貨などを飾りながら収納でき、インテリアとしても素敵です。また、造り付けられた「造作棚」なら地震などの際にも家具が倒れる心配がないというのも嬉しいところ。ただ、モノが落下することは考えられるため、「高い位置に重たいものを収納しない」・「モノが落下しない工夫をする」などの対策は必要です。
アウトドア用品もたっぷり収納「シューズクローゼット」
玄関は、住まいの顔とも言える場所。玄関がすっきりしていると、心が軽くなるような感覚になりませんか?住まいを印象づける大切な場所だからこそ、収納にも気を配りたい場所です。
そんな玄関の収納は、人が中に入れるウォークインタイプが子育て世代に人気です。家族の分だけ増えていく靴やベビーカーに遊び道具、アウトドア用品など室内に収納できないモノがたっぷりと収まるスペースです。
(3)子どものおもちゃ、どう収納する?
入れるだけの簡単ボックス収納
かさばるぬいぐるみ、こまごましたおもちゃ、なかなか片付かないとお悩みではないでしょうか。そんな時には、インテリアになじむカゴやファブリックボックスを活用してみてください。小さなお子さんも、ポンポン入れるだけの簡単なボックス収納。ボックス毎に中身をラベリングしておくと便利ですが、それが難しければ「浅型はちいさなおもちゃ」・「深型は大きなぬいぐるみ」と入れるモノによってボックスをざっくりとわける程度でも、ずいぶんすっきりとした印象になります。
1カテゴリにつき1ボックスの収納
大人ならば細かく仕分けできても、お子さんにとっては難しいこともあります。特に小さなお子さんが自分で片付ける習慣をつけるなら、「1カテゴリに1ボックス」のシンプル収納を取り入れてみてはいかがでしょうか。車のおもちゃのボックス、カードのボックス、ぬいぐるみのボックス……など種類別に1ボックスを用意すると「出したら入れる」という習慣づけにも繋がることでしょう。
まとめ
- 収納スペースを見直すと、もっと暮らしやすくなります
- 子育て世代にとって、すっきりとしたお部屋を保つことは至難の業。でも収納スペースを少しだけ見直すことで、ぐっとラクにきれいな状態を保つことができるかもしれません。ポイントは小さなお子さんも一緒に片づけられる収納場所づくり。ぜひ、暮らしやすい住まいづくりにお役立てくださいね。