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2019年10月04日

台風に備えた防災対策していますか?台風から身を守るための知識をご紹介

近年、大型台風により甚大な被害がもたらされています。台風は地震などの自然災害とは違い、発生から到達まで事前に予測ができるので、台風に対する防災対策を取ることで、被害を軽減させることが可能です。
では台風が来ると分かったら、どういった防災対策をすれば良いのでしょうか?
大切なのは普段から行っておく事前準備と発生した時に行っておくべき防災対策のふたつ、今回は台風に対する防災対策をご紹介いたします。

台風に備える「事前準備」と「発生時の対策」

事前準備とは?

事前準備とは家に備えておくべき防災グッズや普段から出来る家の補強や修復があります。
では普段どういった防災グッズや備蓄を用意しておけばよいのでしょうか?防災対策は、なにより普段の準備がとても大切です。事前準備の項目では、家の補強や修復、便利な防災グッズなどをご紹介いたします。

発生時の対策とは?

大きく分けると「台風発生時」「台風接近時」に分けられます。発生した時に確認しておくべきポイント、接近してきた時に心がけておくべきポイントをご紹介いたします。

台風対策の事前準備について

台風にはどう備えたらいいの?

台風が来た時に何も準備していないと、雨漏りや窓ガラスの破損などが起こる可能性があります。また、雨風による家具・家財の浸水被害をはじめ、風が強い台風では屋根の瓦が飛ぶ、外に置いた自転車が飛ぶなどの危険性もあり、最悪の場合には家屋の破損・家屋の倒壊の危険性もあります。そうした事態を防ぐためにも、普段から台風に備え、対策を打っておくことが大切です。

普段から出来る台風対策とは?

浸水への対策は側溝や排水溝の掃除と土嚢(どのう)などの準備

自宅の浸水被害を防ぎたいという場合には、側溝や排水溝を掃除しておきましょう。水はけがよくなることで、浸水被害の予防になります。もしもの時のために、簡易土嚢などのグッズもありますので、購入しておくことも浸水対策のひとつです。また、普段から雨漏り個所のチェックと修繕もぜひ行ってください。

破損や倒壊への対策は点検と補強・修復

屋根や塀、壁にひび割れなどの欠陥が無いかどうかも事前に点検しておきましょう。ひび割れなどの欠陥があると、浸水だけでなく住宅の倒壊が起こってしまう危険性があるので、問題を見つけた場合は補強、修復しておくことが大切です。

台風に備えて準備しておくと便利な防災グッズ

防災グッズは自分の家庭に合わせてカスタマイズ

市販の防災グッズをセットで購入すると、必要ないものが入っている場合があります。また、逆にセットには必要なものが入っていない場合もあります。それぞれの家庭ごとに環境が違うため、それぞれの家庭ごとに必要な防災グッズも変わります。防災グッズセットを買うのであれば、中身をきちんと確認し、必要なものと不要なものを見極め、自分の家庭に合わせたカスタマイズを行いましょう。

あると便利な防災グッズの中身

<緊急用セット>懐中電灯や手袋、折りたたみ式スリッパ、ホイッスル、薬や傷テープ類の緊急セット、眼鏡や常備薬、携帯用ポーチなどがあります。

<持ち出し用セット>水・非常食・ヘルメット・雨具・アルミブランケット・スマートフォン(携帯電話)・電池・充電器・簡易トイレ・ウェットティッシュ・タオル・マスク・貴重品・身分証明書などがあります。
※最低でも、レインコート・レインシューズ・タオル・防水ケース・貴重品・スマートフォン(携帯電話)はすぐに持ち運べるようにしておきましょう

<その他>ここで挙げた例はあくまでも一例になります。赤ちゃんがいる家庭ではおむつや液体ミルクが必要になりますし、持病がある方は常備薬の準備もしなければなりません。防災グッズは最低限の荷物にまとめることが望ましく、自分や自分の家庭に今必要なものを把握し準備しておくことが大切です。

食料の備蓄はどんな災害でも必要!

災害の時こそ、しっかり動けるように備蓄食品を用意

どんな時でも、生きていくには食べなければなりません。空腹状態では身体能力が低下し、判断力も鈍ってしまいます。また、育ち盛りのお子さんがいるご家庭において、栄養不足は深刻な問題になるため、食料の確保はとても重要です。ぜひ事前に備蓄食料を用意しておきましょう。

備蓄食品の選び方のポイント

  1. 半年以上を目安に消費期限が設定されており、常温で長期保存ができるもの
  2. パッケージ化されているような携帯しやすいもの
  3. 加熱やお湯が無くても食べられるもの
  4. 普段から食べなれているもの

備蓄方法「ローリングストック」とは

非常食を定期的に消費し、使用した分を新たに補充する方法をローリングストックと言います。この方法をとると、常に一定量の食品を自宅に備蓄することができます。食料の無駄な廃棄がなくなることで、経済的にも環境的にも負担を減らすことに繋がるので、災害への対策としておすすめです。

ローリングストックのポイント

ローリングストックで食品を備蓄する際には、注意すべきポイントが2つあります。
1つ目は、古いものから消費していくことです。管理方法として、例えば備蓄食品の配置で賞味期限の新しいものを右側に、古いものを左側に配置すると、賞味期限の管理や循環がしやすくなります。 2つ目のポイントは、消費した食料はすぐに補充することです。いざという時に食料がなくならないように、消費した分はすぐに買い足すようにすることが重要です。

台風発生時の対策について

「台風発生時」に出来る台風対策とは

定期的な情報のチェック

定期的に最新の台風情報を確認するようにしてください。防災アプリを使うと災害に関する情報が一度にたくさん得られるので便利です。

自宅周辺のチェック

自宅周辺に問題がないか再度確認し、もし風で飛ばされそうなものがあれば、自宅の中に置いておいたり、固定したりして飛ばされないようにしておきましょう。また、屋外にあり漏電の恐れがある電気コンセントなどは必ず抜いておくようにしましょう。

「台風接近時」に出来る台風対策とは

安全な場所に避難する

用水路や海岸の見回り、屋外での作業は絶対にやめてください。増水した川に流されたり、高潮の被害を受けたりする可能性があります。台風の時は、できるだけ安全な室内にいましょう。
やむを得ず外出している場合は、早めに避難して下さい。避難勧告が発令されればそちらに従い、すぐに安全な場所へ避難するようにして下さい。

まとめ

台風対策は大きく2つ「事前準備」と「発生時の対策」
「事前準備」は防災グッズと家の補強や修復
「発生時の対策」は台風発生時のチェックと台風接近時の心がけ
日本には毎年台風が上陸し、近年では大型台風の被害が多く発生しております。台風における防災対策は、①もしものために普段から出来ること②台風発生時に出来ること③台風接近時に出来ることを、ご家族全員が認識し実践することがとても大切です。ぜひ、今から出来る台風対策を行ってください。

執筆:FUKUYAタウン 編集部

この記事の執筆者

FUKUYAタウン 編集部

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