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2020年06月23日

【台風対策】災害への備えと注意報・警報を知る

毎年発生し、近年大きな災害をもたらす台風や大雨。日ごろから自然災害への備えをしっかりと行い、適切な知識を持っておくことで、台風や大雨・強風などの自然災害からの被害を未然に防いだり、軽減させることが可能です。今回は台風への対策と、気象情報を見るとき知っておくべき注意報や警報についてご説明いたします。

台風対策は何をすればいい?

台風が多い時期は?

日本に接近・上陸する台風が多くなる季節は初夏から秋にかけてです。
台風や集中豪雨によって、浸水や土砂災害、洪水災害や高波・高潮災害など、様々な被害が発生します。
台風が多くなる季節に気象情報を常にチェックすることは大切ですが、日ごろから台風やゲリラ豪雨・集中豪雨などの災害対策に備えることも重要です。

普段から出来る台風対策とは

家の外の台風対策

  • 排水溝や側溝は掃除をする
    水はけをよくしておくことで浸水対策になります。
  • 外にあるものを固定する
    屋外にある植木鉢やごみ箱など、風で飛ばされそうなものを固定することで強風対策になります。
  • 屋根や外壁などをチェックする
    強風で飛んだり剥がれたりしないようにチェックし、必要であれば修理を行ってください。

家の中の台風対策

  • ハザードマップを確認しておく
    自然災害が予測されたハザードマップで浸水想定地域などの危険ポイントが把握できます。
  • 避難場所や経路を確認する
    実際に散歩をしながら避難場所やそこまでの経路を把握することでいざという時に役立ちます。
  • 備えをまとめて用意しておく
    ・停電用:ラジオや懐中電灯、ローソクなど
    ・避難用:防災グッズ、常備薬、貴重品、衣類(下着やタオル等)など
    ・備蓄食料:水、保存食などの食料
  • 家族と緊急時の連絡方法などをあらかじめ決めておく
    連絡方法や避難場所、緊急連絡先などを家族であらかじめ決めておくことで万が一に備えます。

台風発生時に行う台風対策

家の外の台風対策

  • 屋外のモノは出来るだけ固定するか家の中へいれる
    外においてある飛ばされそうなものはもちろん、自転車などもどこかへ固定するか家の中へ入れておくと安心です。
  • 庭の木や塀を補強する
    倒れそうな木や塀は補強することで強風対策になります。

家の中の台風対策

  • 窓は雨戸やシャッターがあれば閉める
    雨戸やシャッターは閉め、鍵もかけておくと強風や強風による飛来物対策になります。
  • 窓ガラスを補強する
    シャッターがない場合、窓ガラスは外側もしくは内側から板をはって補強するのがベストです。 もし板がなければ補強ではなく飛散防止としてダンボールを全面に張り付けることでガラスの飛散を防ぐことができます。
  • 窓ガラスの飛散防止はフィルムやダンボールを
    ダンボール以外にも飛散防止フィルムがありますので、それを貼ることも強風対策になります。
    いずれもない場合、ガムテープや養生テープを米の形に貼る方法も広く紹介されています。補強ではなく飛散防止として紹介されていますが、場合によっては効果がないという意見もあります。
    出来れば前面にダンボールや飛散防止フィルムを貼ることをおすすめしますが、どうしてもない場合にはテープでもよいと思います。
  • カーテンやブラインドは閉めておく
    もしもの飛来物やガラス飛散に備えカーテンやブランドを閉めておくと効果的です。
  • 浴槽やバケツに水をためておく
    浴槽やバケツに水をためておくと、停電や水道が止まった場合の生活用水として使用できます。

警戒レベルについて

警戒レベルとは、災害発生の危険度と、とるべき避難行動を、住民が直感的に理解できるよう、避難に関する情報や防災気象情報等の防災情報を5段階にわけて発信されることになりました。

警戒レベル 住民がとるべき行動
警戒レベル1 災害への心構えを高める
警戒レベル2 ハザードマップ等で避難行動を確認する
警戒レベル3 高齢者等は速やかに避難
土砂災害警戒区域等や急激な水位上昇の恐れがある河川沿いにお住いの方は、避難準備が整い次第、避難開始
警戒レベル4 速やかに避難
警戒レベル5 災害がすでに発生しており、命を守るための最善の行動をとる

各注意報、警報、特別警報とそれぞれの時の取るべき行動

台風や洪水などの自然災害発生時に発令される注意報・警報について簡単にご紹介させていただきます。

大雨の注意報と警報

名称 警戒レベル 住民がとるべき行動
大雨注意報 警戒レベル2 避難行動の確認が必要とされる警戒レベル2です。ハザードマップ等により、災害が想定されている区域や避難先、避難経路を確認してください。
大雨警報(土砂災害)
※1 ※2
警戒レベル3
相当
地元の自治体が避難準備・高齢者等避難開始を発令する目安となる情報です。高齢者等の避難が必要とされる警戒レベル3に相当します。災害が想定されている区域等では、自治体からの避難準備・高齢者等避難開始の発令に留意するとともに、危険度分布等を参考に高齢者等の方は自ら避難の判断をしてください。
大雨特別警報
※3
警戒レベル5
相当
災害がすでに発生していることを示す警戒レベル5に相当します。何らかの災害がすでに発生している可能性が極めて高い状況となっています。命を守るための最善の行動をとってください。

※1 夜間~翌日早朝に大雨警報(土砂災害)に切り替える可能性が高い注意報は、高齢者等の避難が必要とされる警戒レベル3に相当します。 ※2 「伊勢湾台風」級の台風等による大雨が見込まれる際には高齢者等の避難が必要とされる警戒レベル3の大雨警報(土砂災害)が大雨特別警報(土砂災害)として発表されます。 ※3 これまでに経験したことのないような降水量の大雨が見込まれる際の大雨特別警報を指します。

洪水の注意報と警報

名称 警戒レベル 住民がとるべき行動
洪水注意報 警戒レベル2 避難行動の確認が必要とされる警戒レベル2です。ハザードマップ等により、災害が想定されている区域や避難先、避難経路を確認してください。
洪水警報 警戒レベル3
相当
地元の自治体が避難準備・高齢者等避難開始を発令する目安となる情報です。高齢者等の避難が必要とされる警戒レベル3に相当します。災害が想定されている区域等では、自治体からの避難準備・高齢者等避難開始の発令に留意するとともに、危険度分布等を参考に高齢者等の方は自ら避難の判断をしてください。

氾濫の注意報と警報

名称 警戒レベル 住民がとるべき行動
氾濫注意情報 警戒レベル2
相当
避難行動の確認が必要とされる警戒レベル2に相当します。ハザードマップ等により、災害が想定されている区域や避難先、避難経路を確認してください。
氾濫警戒警報 警戒レベル3
相当
地元の自治体が避難準備・高齢者等避難開始を発令する目安となる情報です。高齢者等の避難が必要とされる警戒レベル3に相当します。災害が想定されている区域等では、自治体からの避難準備・高齢者等避難開始の発令に留意するとともに、危険度分布等を参考に高齢者等の方は自ら避難の判断をしてください。
氾濫危険情報 警戒レベル4
相当
地元の自治体が避難勧告を発令する目安となる情報です。避難が必要とされる警戒レベル4に相当します。災害が想定されている区域等では、自治体からの避難勧告の発令に留意するとともに、避難勧告が発令されていなくても危険度分布や河川の水位情報等を用いて自ら避難の判断をしてください。
氾濫発生情報 警戒レベル5
相当
災害がすでに発生していることを示す警戒レベル5に相当します。何らかの災害がすでに発生している可能性が極めて高い状況となっています。命を守るための最善の行動をとってください。

高潮の注意報と警報

名称 警戒レベル 住民がとるべき行動
高潮注意報 警戒レベル2 避難行動の確認が必要とされる警戒レベル2です。ハザードマップ等により、災害が想定されている区域や避難先、避難経路を確認してください。
高潮注意報
※4
警戒レベル3
相当
地元の自治体が避難準備・高齢者等避難開始を発令する目安となる情報です。高齢者等の避難が必要とされる警戒レベル3に相当します。災害が想定されている区域等では、自治体からの避難準備・高齢者等避難開始の発令に留意するとともに、危険度分布等を参考に高齢者等の方は自ら避難の判断をしてください。
高潮警報
※5
警戒レベル4
相当
地元の自治体が避難勧告を発令する目安となる情報です。避難が必要とされる警戒レベル4に相当します。災害が想定されている区域等では、自治体からの避難勧告の発令に留意するとともに、避難勧告が発令されていなくても危険度分布や河川の水位情報等を用いて自ら避難の判断をしてください。
高潮特別警報 警戒レベル4
相当

※4 警報に切り替える可能性が高い旨に言及されているもの。 ※5 暴風警報が発表されている際の高潮警報に切り替える可能性が高い注意報は、避難が必要とされる警戒レベル4に相当します。

強風の注意報と警報

名称 警戒レベル 住民がとるべき行動
強風注意報 警戒レベル2 高潮浸水が想定される地域においては、併せて高潮注意報が発表され、かつ高潮警報発表の可能性が高いと記載されている場合は、早めの避難(避難準備・高齢者等避難開始)。
暴風警報 警戒レベル3
相当
暴風により重大な災害が発生するおそれがあると予想される。外出を避ける。停電、断水に備える。高潮浸水が想定される地域においては、併せて高潮注意報(警報に切り替える可能性が高い)や高波警報が発表されている場合は、速やかに避難。
暴風特別警報 警戒レベル4
相当
数十年に一度の強度の台風や同程度の温帯低気圧により暴風が吹くと予想される。外出を避ける。停電、断水に備える。高潮浸水が想定される地域においては、併せて高潮注意報(警報に切り替える可能性が高い)や高波警報が発表されている場合は、速やかに避難

まとめ

台風などの災害対策は事前準備が重要
まずは近隣のチェックや避難場所までの経路確認、排水溝の掃除や家の定期チェック、避難用品をまとめておくなど、事前に備えることがとても大切です。また、注意報や警報の意味を知っておくことで台風発生時の判断のひとつの目安となります。
いざという時のために、しっかりと準備をおこないましょう。

執筆:FUKUYAタウン 編集部

この記事の執筆者

FUKUYAタウン 編集部

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