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2018年12月15日

子育て費用、幼稚園から大学までの学費の目安はいくらくらい?

「子供が成人するまでいくらかかるのか」「私立に通わせるとどれだけ費用が増えるのか」「教育費はどうやって貯めると良いのか」など、子供の教育費に関して悩むことは多いものです。子供の教育費は習い事の数や修了課程、私立・公立といったさまざまな分岐点によって変動するので、具体的な数字が見えにくい部分でもあります。
そこで今回は、文部科学省が出している平成28年のデータをもとに、各段階の公立と私立の学費の目安をご紹介させていただきます。

幼稚園から小学校・中学校・高校までの学費はいくらかかる?

まずは、幼稚園・小学校・中学校・高校のそれぞれの平均的な学費はいくらぐらいなのかを見ていきましょう。 文部科学省が発表した平成28年度の学習費調査では、公立と私立それぞれの学習費用総額の平均が記載されています。それによると、小学校は公立が約32.2万円に対して私立は約152.8万円。中学校では公立約47.9万円に対し、私立が132.9万円と私立は公立の学習費総額の2倍以上となっています。

<1年あたりの学習費総額>
※学校教育費(学費)、学校給食費、学校外活動費(学習塾・習い事)を含む

公立 私立
幼稚園 約23万4千円 約48万2千円
小学校 約32万2千円 約152万8千円
中学校 約47万9千円 約132万9千円
高校(全日制) 約45万1千円 約104万円

出典:文部科学省「平成28年度子供の学習費調査」より

幼稚園3歳から高等学校第3学年までの15年間通った場合

全て公立に通った場合542.4万円。全て私立に通った場合1,772.1万円。
全て公立の場合と全て私立の場合の差は、約3.27倍、約1,300万円私立の出費が多くなっています。

幼稚園の学費の目安はいくらぐらい?

公立幼稚園と私立幼稚園の学費総額の目安

幼稚園の学習費用の総額は公立が23.4万円、私立が48.3万円と2倍以上の差があります。
私立の幼稚園は学校教育費が公立よりも高く、また学校外活動費用も公立幼稚園よりも費用がかかっている結果となっています。

■平成28年度 公立・私立幼稚園における学習費総額と内訳

公立幼稚園 私立幼稚園
学校教育費 12.1万円 31.9万円
学校給食費 2万円 3万円
学校外活動費 9.3万円 13.4万円
合計 23.4万円 48.3万円

出典:平成28年度子供の学習費調査の公表について(報道発表資料)(PDF:326KB)

公立幼稚園と私立幼稚園の学校教育費の内訳

学習費総額の50%以上を占める学校教育費は公立が12.1万円、私立が31.9万円。 内訳は公立幼稚園・私立幼稚園ともに学校教育費の50%以上を保育料(授業料)が占めている結果となりました。

■平成28年度 公立・私立幼稚園における学校教育費の内訳

公立幼稚園 私立幼稚園
授業料 62,049円 215,933円
修学旅行・遠足・見学費 2,031円 3,895円
学校納付金等 13,825円 43,000円
図書・学校用品・
実習材料費等
8,576円 10,606円
教科外活動費 641円 1,910円
通学関係費 23,400円 33,791円
その他 10,024円 9,628円
合計 120,546円 318,763円

出典:平成28年度子供の学習費調査の公表について(報道発表資料)(PDF:326KB)

公立幼稚園と私立幼稚園の学校外活動費の内訳

学校外活動費は公立が9.3万円、私立が13.4万円で学校教育費程の差はありませんでした。内訳は、塾や家庭教師などの補助学習費よりもスポーツ・レクリエーションへの出費が多くなっています。

■平成28年度 公立・私立幼稚園における学校外活動費の内訳

公立幼稚園 私立幼稚園
塾・家庭教師などの補助学習費 2.3万円 2.6万円
体験活動・地域活動 0.3万円 0.4万円
芸術文化活動 1.8万円 2.8万円
スポーツ・レクリエーション活動 2.7万円 4.7万円
教養・そのほか 2.2万円 2.9万円
合計 9.3万円 13.4万円

出典:平成28年度子供の学習費調査の公表について(報道発表資料)(PDF:326KB)

小学校の学費の目安はいくらぐらい?

公立小学校と私立小学校の学費総額の目安

小学校の学習費用の総額は公立が32.2万円、私立が152.8万円と4倍以上の差があります。
中でも学校教育費は私立が公立の約14倍と、とても大きな差があります。

■平成28年度 公立・私立小学校における学習費総額と内訳

公立小学校 私立小学校
学校教育費 6万円 87万円
学校給食費 4.4万円 4.5万円
学校外活動費 21.8万円 61.3万円
合計 32.2万円 152.8万円

出典:平成28年度子供の学習費調査の公表について(報道発表資料)(PDF:326KB)

公立小学校と私立小学校の学校教育費の内訳

学校教育費は公立が6.0万円、私立が87.0万円と約14倍の大きな差があります。
公立では図書や学校用品と通学関係費に占める割合が多く、私立では授業料に占める割合が最も多くなっています。通学関係費も公立よりも多くの支出が発生しています。

■平成28年度 公立・私立小学校における学校教育費の内訳

公立小学校 私立小学校
授業料 0円 461,194円
修学旅行・遠足・見学費 6,738円 41,797円
学校納付金等 10,135円 226,022円
図書・学校用品・
実習材料費等
19,049円 30,923円
教科外活動費 2,714円 12,512円
通学関係費 17,574円 89,317円
その他 3,833円 8,643円
合計 60,043円 870,408円

出典:平成28年度子供の学習費調査の公表について(報道発表資料)(PDF:326KB)

公立小学校と私立小学校の学校外活動費の内訳

学校外活動費は公立が21.8万円、私立が61.4万円となっています。
内訳として、公立では塾や家庭教師などの補助学習費が補助学習費以外の費用よりも下回っているのに対し、私立では補助学習費がそれ以外の学校外活動費とほぼ同額となっています。

■平成28年度 公立・私立小学校における学校教育費の内訳

公立小学校 私立小学校
塾・家庭教師などの補助学習費 8.3万円 30.5万円
体験活動・地域活動 0.5万円 2.6万円
芸術文化活動 3.4万円 10.4万円
スポーツ・レクリエーション活動 6.1万円 8.7万円
教養・そのほか 3.5万円 9.2万円
合計 21.8万円 61.4万円

出典:平成28年度子供の学習費調査の公表について(報道発表資料)(PDF:326KB)

中学校の学費の目安はいくらぐらい?

公立中学校と私立中学校の学費総額の目安

中学校の学習費用の総額は公立が47.9万円、私立が132.7万円と2倍以上の差があります。

■平成28年度 公立・私立中学校における学習費総額と内訳

公立中学校 私立中学校
学校教育費 13.4万円 99.7万円
学校給食費 4.4万円 0.9万円
学校外活動費 30.1万円 32.1万円
合計 47.9万円 132.7万円

出典:平成28年度子供の学習費調査の公表について(報道発表資料)(PDF:326KB)

公立中学校と私立中学校の学校教育費の内訳

学校教育費は公立が13.4万円、私立が99.7万円と約7倍の差があります。
内訳は、公立では各項目が偏りなく支出がされている一方で、私立中学では授業料や学校納付金などの支出が多くなっています。また、小学校同様に通学関係費は公立高校よりも多くなっています。

■平成28年度 公立・私立中学校における学校教育費の内訳

公立中学校 私立中学校
授業料 0円 425,251円
修学旅行・遠足・見学費 25,038円 74,169円
学校納付金等 13,994円 261,545円
図書・学校用品・
実習材料費等
23,839円 37,689円
教科外活動費 31,319円 57,008円
通学関係費 35,914円 135,961円
その他 3,536円 5,812円
合計 133,640円 997,435円

出典:平成28年度子供の学習費調査の公表について(報道発表資料)(PDF:326KB)

公立中学校と私立中学校の学校外活動費の内訳

学校外活動費は公立が30.1万円、私立が32.2万円と差はあまりありませんでした。
内訳では、塾や家庭教師などの補助学習費が公立が私立の支出を上回っています。

■平成28年度 公立・私立中学校における学校外活動費の内訳

公立中学校 私立中学校
塾・家庭教師などの補助学習費 24万円 20.4万円
体験活動・地域活動 0.3万円 1.8万円
芸術文化活動 1.9万円 4.4万円
スポーツ・レクリエーション活動 2.3万円 2.8万円
教養・そのほか 1.6万円 2.8万円
合計 30.1万円 32.2万円

出典:平成28年度子供の学習費調査の公表について(報道発表資料)(PDF:326KB)

高校の学費の目安はいくらぐらい?

公立高校と私立高校の学費総額の目安

高校の学習費用の総額は公立が45.1万円、私立が104万円と2倍以上の差があります。

■平成28年度 公立・私立高校における学習費総額と内訳

公立高校(全日制) 私立高校(全日制)
学校教育費 27.6万円 75.5万円
学校外活動費 17.5万円 28.5万円
合計 45.1万円 104万円

出典:平成28年度子供の学習費調査の公表について(報道発表資料)(PDF:326KB)

公立高校と私立高校の学校教育費の内訳

学校教育費は公立が27.6万円、私立が75.5万円と約2.7倍の差があります。
内訳は、中学校同様に公立では各項目が偏りなく支出されている一方で、私立高校では授業料や学校納付金などの支出が多くなっています。

■平成28年度 公立・私立高校における学校教育費の内訳

公立高校(全日制) 私立高校(全日制)
授業料 23,368円 271,835円
修学旅行・遠足・見学費 34,892円 54,096円
学校納付金等 49,762円 228,864円
図書・学校用品・
実習材料費等
40,662円 41,636円
教科外活動費 44,276円 44,764円
通学関係費 79,157円 109,048円
その他 3,874円 4,858円
合計 275,991円 755,101円

出典:平成28年度子供の学習費調査の公表について(報道発表資料)(PDF:326KB)

公立高校と私立高校の学校外活動費の内訳

学校外活動費は公立が17.5万円、私立が28.5万円でした。
内訳では、公立・私立ともに塾や家庭教師などの補助学習費がその他の学校外活動費を上回っています。

■平成28年度 公立・私立高校における学校教育費の内訳

公立高校(全日制) 私立高校(全日制)
塾・家庭教師
などの補助学習費
14.3万円 23万円
その他の学校外活動費 3.2万円 5.5万円
合計 17.5万円 28.5万円

出典:平成28年度子供の学習費調査の公表について(報道発表資料)(PDF:326KB)

大学の学費の目安はいくらぐらい?

国立大学・公立大学・私立大学の学費の目安

大学の学費の目安も文部科学省発表のデータから算出してみます。
まず、国立大学・公立大学・私立大学それぞれの入学費用は国立大学が約28万円、公立大学が約39万円、私立大学が最も低く約25万円となっています。1年間の授業料は国立大学が約54万円・公立大学が約54万円に対し、私立大学は約88万円と高額になっています。
入学料と授業料の他に、大学によっては施設利用料などが必要な場合もあります。

国公私立大学の入学料と授業料について

国立大学 公立大学 私立大学
入学料 28万2,000円 39万3,426円 25万3,461円
4年間の授業料
(1年間の授業料)
214万3,200円
(53万5,800円)
215万1,236円
(53万7,809円)
351万940円
(87万7,735円)
合計 242万5,200円 254万4,662円 376万4,401円

出典:文部科学省:平成28年度 国公私立大学の授業料等の推移
出典:文部科学省:私立大学等の平成28年度入学者に係る学生納付金等調査結果について

私立大学の学部別の初年度の学費について

大学は学部によっても費用は大きく変わります。
下記は私立大学の学部別の初年度納付金額(授業料+入学金+施設設備費)となっており、文系よりも理科系のほうが授業料は高く、医歯系は文科系の3~4倍の総額となっています。入学金・施設設備費は医学部が最も高い結果となっています。
学部ごとに目安を参考にしていただくとともに、授業料や入学金、施設設備費を個別で見るのではなく、大学の学費として合計で考えることは大切です。

■平成28年度私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額(定員1人当たり)(単位:円)

授業料 入学金 施設設備費 合計
文科系 文・教育 772,283円 237,052円 167,513円 1,176,847円
神・仏教 716,067円 224,603円 161,917円 1,102,587円
社会福祉 736,325円 217,480円 193,396円 1,147,201円
法・商・経 751,513円 234,586円 147,210円 1,133,308円
理科系 理・工 1,033,614円 243,602円 170,466円 1,447,682円
1,437,492円 340,543円 303,040円 2,081,075円
農・獣医 908,741円 246,435円 201,162円 1,356,338円
医歯系 2,736,813円 1,279,386円 1,075,067円 5,091,266円
3,167,038円 563,403円 558,798円 4,289,239円
その他 家政 796,049円 256,986円 200,989円 1,254,025円
芸術 1,115,846円 256,675円 269,047円 1,641,568円
体育 805,524円 256,747円 230,983円 1,293,254円
保険 990,823円 276,494円 232,712円 1,500,029円

出典:(資料1)平成28年度私立大学等入学者に係る初年度学生納付金平均額(定員1人当たり)の調査結果について

まとめ
以上が幼稚園・小学校・中学校・高校・大学の公立・私立を基準とした学費の目安となります。
すべて公立で3歳の幼稚園から18歳の高校3学年までを過ごした場合でも約542万円の学費が必要となっています。また、全て私立の場合は3倍以上の約1,772万円となり、そこから大学や大学院へ進学する場合はさらに必要となってきます。
本記事の内容はあくまで目安であり、全てにあてはまるわけではありませんが、お子様の小さな時期から、しっかりと資金計画を立てて、貯蓄を行うことが大切です。

執筆:FUKUYAタウン 編集部

この記事の執筆者

FUKUYAタウン 編集部

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